吸血鬼（H.H.エーヴェルス）

真っ黒な分厚い本でね。金色の背文字でね。
そんだけで子供時代の私はドキドキしてましたね。
暑い夏の日に読んで、頭が変になるかと思いました。
なにしろ中学生だったからね。若かったんですね（笑）。

で……大好き。今でも大好き。
絵作るのに読み返したけど、やっぱり大好きだった。
でも、そんなに面白くないし、出来よくないし（笑）、
主人公は馬鹿野郎だし、あまりオススメはしません。

ちなみに作者のエーヴェルスは、キム・ニューマン作
「ドラキュラ戦記」に非常に嫌な野郎として登場しています。
私は非常に「アタリだ（笑）」と思っているのですけど……。
興味のある方はまず「ドラキュラ戦記」をどうぞ（笑）。

で、副題が「すさんでぼろぼろになった極彩色の物語」なので、すさんでぼろぼろにしてみました。
今回の鉄は「なんとなく」でなくって……あー、まー、そのー。
元々彼の目が緑色なのは、この物語の主人公が金髪で緑目のドイツ人からなのでしてむにゃむにゃ。