そんなわけで、黒い王子は白い王子の住む雪と氷の国へ行きました。しかし、氷の廃墟に足を踏み入れたところ、うっかり足を滑らせて転んでしまったのです。はっはっは、なんという間抜けだ」事の次第を見ていた白い王子の高笑いが響きます。てめー、ふざけてんじゃねえぞ、ごるぁ」ちっちっち。自分の過失でブチキレるようでは、貴様の器も知れたものだな」黒い王子は、ちくそーぬっころしてやる、と復讐を誓うのでした。